あんぱん:朝田結太郎のモデルは商社マン。おむすびまんのイメージも?

連続テレビ小説「あんぱん」でヒロインの父・朝田結太郎を演じる加瀬亮さんに注目!

商社マンとして多忙な日々を送る優しい父親のモデルは、やなせたかしさんの妻・暢(のぶ)の父・池田鴻志。日本一の商社と言われた鈴木商店に勤め、海外にも目を向ける人物でした。

ドラマ「あんぱん」の朝田結太郎の役柄。

朝田結太郎を演じる加瀬亮さんの魅力や過去の出演作、そして朝ドラ初出演となる本作への期待をご紹介。

さらに、結太郎とアンパンマンの人気キャラクターとの意外な繋がりも紹介します。

 

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朝ドラ「あんぱん」の「朝田結太郎」


朝田結太郎(あさだ・ゆうたろう)は、ヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)の父親です。商事会社に勤めており、仕事の都合で日本各地を飛び回る多忙な日々を送っています。

家族構成
父:朝田釜次(吉田鋼太郎)
母:朝田くら(浅田美代子)
妻:朝田羽多子(江口のりこ)
長女:朝田のぶ(今田美桜)
次女:朝田蘭子(河合優実)
三女:朝田メイコ(原 菜乃華)

 

家は石材店ですが、家業を継ぐ気はなく商社に務めました。

家庭では妻と3人の娘たちを何よりも大切に思う優しい父親です。娘たちの成長を温かく見守り、元気で動き回るのぶに対してもおおらかに接しそれでいいんだ。と思っています。

仕事が忙しいのであまり家にはいなくて、子どもたちのことは妻の羽多子任せ。でも子どもたちのことは大切に思っています。

海外のこともよく知っているので娘たちに対しては「女子(おなご)も大志をいだけ」と言い聞かせます。

その言葉がのぶの中にも生き続けるのでしょうね。

長女ののぶに対してはその天真爛漫な性格を理解しつつも、時に厳しく、時に優しく接する姿が描かれるのでしょう。

 

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「朝田結太郎」役は「加瀬亮」さん

加瀬亮はどんな役者?

朝田結太郎を演じるのは俳優の加瀬亮(かせりょう)さん。

1974年11月29日生まれ。

2000年の映画「五条霊戦記」で俳優デビューしました。映画「アンテナ」「誰も知らない」「それでもボクはやってない」「おとうと」「アウトレイジ」シリーズなど、数々の話題作に出演しています。

その演技力は高く評価され、数々の映画賞を受賞しています。加瀬さんの魅力は、その独特の雰囲気と、どんな役でも自然体で演じきる演技力です。

シリアスな役からコミカルな役まで幅広い役柄を演じ分けて高い評価を受けています。

海外でも活躍

加瀬さんは海外の映画監督からの評価も高く様々な映画に出演しています。

クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」や、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 -サイレンス-」など、巨匠たちの作品にも出演。

また、イランのアッバス・キアロスタミ監督の「ライク・サムワン・イン・ラブ」。韓国のホン・サンス監督の「自由が丘で」では主演。「Best Actor of the Year」に選ばれました。

加瀬亮の朝ドラ・大河ドラマ出演歴

そんな加瀬さんですが、連続テレビ小説は初出演です。

意外にも大河ドラマを含めたNHKのドラマにはあまり出演したことがありません。

加瀬さんがヒロインの父親役をどのように演じるのか今から楽しみですね。

 

 

「朝田結太郎」のモデルは暢の父「池田鴻志」

高知で生まれ育つ

朝田結太郎のモデルは、やなせたかしさんの妻・暢(のぶ)の父である池田鴻志(いけだこうし)です。

池田鴻志は1885年(明治18年)に高知県安芸郡安芸町(現在の安芸市)で生まれました。

高知商業学校(現・高知市立高知商業高校)を経て、関西法律学校(現・関西大学)を卒業しています。

日本一の商社に勤める

卒業後は鈴木商店の系列の炭鉱会社に入社。すぐに鈴木商店本社に異動になりました。大阪材木部で務めることになりました。

鈴木商店(すずきしょうてん)
明治時代から大正時代にかけて日本に存在した商社。神戸を拠点に目覚ましい発展を遂げた総合商社です。日本一の商社と言われたこともありますが。昭和初期の大恐慌で倒産。
その後、事業を引き継いだ会社が現在も存在。日本を代表する企業になった会社もあります。

事業を引き継いだ会社
双日(商社)、豊年製油(現・J-オイルミルズ)、神戸製鋼所、帝人など。

 

鈴木商店の大番頭と言われた金子直吉も高知出身。池田鴻志の出身校・高知商業高校の校長と親しかったのでその学校の卒業生を積極的に採用していました。

1919年(大正8年)に釧路出張所の所長になりますが。

1924年(大正13年)に亡くなります。享年39歳。

謎の多い家族

鴻志の結婚相手はよくわかっていません。

鴻志と妻の間には息子1人。娘が3人いました。
長女の暢(のぶ)は、結太郎が大阪木材部にいたころに生まれました。そのため暢は大阪で育ちました。

ドラマの結太郎の運命は?

史実では鴻志は若くして亡くなってしまいます。

ドラマの結太郎も妻子を残して若くして亡くなってしまうのでしょうか?

 

おむすびまん?

ドラマ「あんぱん」では結太郎の妻の名は羽多子(はたこ)

「アンパンマン」には「バタコさん」というキャラが登場します。名前が似てますね。ドラマの登場人物にはアンパンマンのキャラクターを重ねているところがあるようですけれど。「羽多子」は「バタコさん」のイメージなのでしょう。

そういえば「あんぱん」の劇中では「おむすびまん」が「バタコさん」に片思いしていました。

 

結太郎には「おむすびまん」のイメージが重ねられているのでしょうね。

「結太郎」の結は「むすぶ」という意味・読みだし。

「おむすびまん」は各地を放浪。商社マンとして各地を飛び回る結太郎とイメージがピッタリ。

「アンパンマン」劇中ではおむすびまんの恋は実りませんが、「あんぱん」の中では恋が実ったようです。

ドラマ制作陣の粋な粋なはからいでしょうか。

 

まとめ

朝ドラ「あんぱん」のヒロインの父・朝田結太郎は、石材店の息子ながら商社に勤める多忙な男性。

妻と3人の娘を大切にする優しい父親で、娘たちに「女子も大志をいだけ」と語りかけます。

演じるのは加瀬亮さん。モデルは、やなせたかしの妻・暢の父で鈴木商店に勤めた池田鴻志。

ドラマでは各地を飛び回る結太郎に「おむすびまん」のイメージ、妻の羽多子に「バタコさん」のイメージが重ねられているようです。

加瀬亮さんがやさしい父親をどのように演じるのか楽しみですね。

 

 

参考書籍:

 

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