NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」はアンパンマンの生みの親、やなせたかしさん夫婦をモデルにした物語です。
そのの中で、ひときわ注目を集めるキャラクターの一人が、朝田釜次(吉田鋼太郎さん)の弟子 原豪(はら ごう)です。
口数が少ないながらも実直な原豪と彼を受け入れた朝田家の深い絆、そして彼の秘めた恋心、さらにはモデルとなったとされる意外なキャラクターについて紹介します。
あんぱんの原豪とは
原豪は朝田釜次の元で石工の技を磨く若い職人です。
朝田家の一室に下宿しており、釜次を師匠として深く尊敬しています。口数は多くありませんが実直で真面目な性格の持ち主です。
師匠の釜次の技術を真摯に学び、その背中から多くを吸収しようと努めています。また朝田家の一員として家族のような温かい関係性を築いているようです。
🏃♀️#あんぱんのなかま🖌
原豪 🖊 #細田佳央太
釜次のことを尊敬してやまない、若き石工。
朝田家の一部屋に住まわせてもらっている。真面目で無口な豪ですが、心には熱いものを持っています💪#朝ドラあんぱん
📅3月31日(月)スタート🏃 pic.twitter.com/ZGZVgrav5R— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) March 9, 2025
15歳で飛び込んだ石工の世界、朝田家との出会い
原豪は15歳で朝田釜次に弟子入りしました。
原豪は読み書きから石のこと。男としての生き方まですべてを釜次から教わりました。原豪にとって釜次は第二の父といっていい存在です。
住み込みで働くことを許された原豪にとって、朝田家は第二の故郷のような存在です。
師匠である釜次から厳しい指導を受けながら石工としての腕を磨く日々を送っています。
原豪は釜次によって息子のような存在
朝田家には釜次の息子・結太郎がいます。でも結太郎は家業の石工の道を選ばず、商社マンとして活躍しています。そのため釜次にとって自らの仕事を受け継ぎ黙々と仕事に打ち込む原豪はまるで息子のような存在となっているのです。
口数は少ないながらも、師匠の背中を見てその技術と精神を受け継ごうとする原豪の姿に「息子」のような愛情と期待を抱かせるのでしょう。
朝田家の一室に住み釜次を敬愛する原豪。二人の関係は単なる師弟という存在を超えて、家族のような温かいものがあるのではないかと思います。
朝田家の人々も原豪を家族の一員として大切に思っているのでしょうね。
三姉妹と育んだ家族の温もり
朝田家にはヒロインのぶ・蘭子・メイコの三姉妹がいます。原豪は彼女たちが幼い頃から共に過ごしていて家族の一員として温かく迎えられてきました。
三姉妹にとっても原豪は頼りになる兄のような存在ではないでしょうか?
次女・蘭子への秘めた想い
特に次女の蘭子(らんこ)とは特別な感情を抱き合っていました。お互いを意識し、心惹かれるものがあったのようです。
でもどうやら蘭子に結婚の話が持ち上がってしまうようです。そのとき原豪は胸に秘めた想いをどのように押し殺し、あるいは伝えようとするのでしょうか?
二人の切ない恋の行方からも目が離せません。
原豪のモデルはこむすびまん!?意外な説の真相
そんな原豪は「アンパンマン」に登場する「こむすびまん」がモデルかもしれません。
こむすびまんはどんなキャラ?
こむすびまんは、やなせたかし原作の絵本およびアニメ『アンパンマン』に登場するキャラクターです。
外見と特徴:
- 丸いおむすびの形をした顔をしています。
- 海苔で目や口が表現されています。
- 旅人風の着物と三度笠を身につけています。
性格
- おむすびまんを師匠と仰ぎ、一人前になるために修行の旅をしています。
- 礼儀正しく、形式を重んじるため堅苦しい挨拶をして周りを退屈させてしまうこともあります。
- 一生懸命で半人前ながらも頑張り屋な一面があります。
- 少し意地っ張りなところや、変なところで対抗意識を燃やすこともあります。
- 正しいことはしっかり伝えようとする一面もあります。
人間関係
- おむすびまん
師匠として強く憧れています。いつも一緒にいたいと思っていますが、おむすびまんは一人旅を好むため、 よく置いていかれてしまうようです。 - うめこちゃん
好きな女の子です。
はじめは全くばいきんまんに勝てませんでしたが、やがて成長して一人でも戦えるようになります。
こむすびまんと原豪の共通点
「あんぱん」の原豪とこむすびまん にはいくつかの共通点が見られます。
- 師匠を敬愛している点
こむすびまんはおむすびまんを師匠として深く尊敬、行動を共にしながら修行に励んでいます。原豪も石工の師である朝田釜次を心から尊敬、その技術や生き方を学ぼうとしています。 - 寡黙で実直な印象
こむすびまんはおどけた様子を見せることもありますが、基本的には真面目で実直な性格です。原豪も多くを語らずとも実直で真面目な人物として描かれています。 - 修行に励む姿
こむすびまんは一人前になるために日々修行に励んでいます。原豪も石工として一人前になるため師匠である釜次の下で技術を磨いています。 - 口下手な面がある
こむすびまんは礼儀正しい挨拶をするものの、堅苦しくなってしまい周りを戸惑わせることがあります。原豪も口数は多くないとされています。
今のところ、原豪=こむすびまん説は噂に過ぎませんが。原豪のキャラクター造形でこむすびまんのイメージが参考にされた可能性は考えられます。
特に師弟関係を大切にし実直に技を磨くという点が、二人のキャラクターに共通するといえます。ドラマが進むにしたがって、さらにこむすびまんの言動に似た部分が出てくるかもしれません。
ドラマを見てチェックしてみるのも面白いかもしれませんね。
戦争の足音、それぞれの未来
「あんぱん」は戦争がテーマのひとつになってます。やがて物語は激動の時代、戦争へと突入していきます。
史実ではやなせたかしや弟・千尋ら近い世代の男たちは戦争に行っています。
この時代の状況から考えると原豪の下にも召集令状が届き、戦地へ赴く日が来るのでしょう。
想いをよせる蘭子との別れ、そして第二の故郷といえる朝田家を離れるとき原豪はどのような想いをもち、どのような行動をとるのでしょうか?
また出征後、原豪がどのような運命を辿るのかは明らかになっていません。
無事に帰還し、再び朝田家の人々と穏やかな日々を取り戻せるのか?あるいは過酷な運命に翻弄されてしまうのか?その後の展開はドラマ放送を待つしかありません。
原豪 役は 細田佳央太 さん
「あんぱん」で原豪を演じるのは若手実力派俳優の細田佳央太(ほそだ かなた)さんです。
2001年12月12日生まれ、東京都出身の俳優。
小学2年生の頃に芸能界入り。2014年に俳優デビュー後、2019年には映画『町田くんの世界』で1000人以上の中から主演に抜擢され注目を集めました。
2021年には『ドラゴン桜 第2シリーズ』で東大専科の生徒・原健太役を演じ、さらに知名度を上げます。2022年には『もしも、イケメンだけの高校があったら』で連続ドラマ初主演。幅広い役柄を演じる実力派として活躍しています。
「あんぱん」では、師匠・朝田釜次との間に深い絆を育み、朝田家の一員として温かく迎えられる原豪を、細田さんがどのように演じるのか期待が高まります。
口数は少ないながらも内に秘めた情熱や優しさを彼の持ち前の豊かな表現力でどのように体現してくれるのでしょうか。
朝田家の三姉妹、特に次女・蘭子との間で育まれる特別な感情を繊細な演技でどのように見せてくれるのかも注目ポイントです。
朝ドラ「あんぱん」での細田佳央太さんの縁起に注目したいですね。
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