あんぱん:薪鉄子のモデルはてっかのマキちゃん?

あんぱん 薪鉄子

朝ドラ「あんぱん」に登場する薪鉄子(まきてつこ)は、主人公・のぶの人生を大きく動かす重要人物です。

高知出身の代議士で勝ち気で情熱的な「ハチキン」な女性として描かれます。のぶに東京行きを勧める転機をもたらす存在のようです。

モデルとなったのは、やなせたかしの妻・小松暢が実際に出会った代議士。その存在は戦後の混乱期に自立しようとする女性たちの象徴でもあるようです。

演じるのは「アンパンマン」の声優でおなじみの戸田恵子さん。彼女の出演には、特別な“ご縁”も感じられますね。

 

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「あんぱん」薪鉄子とはどんな人物?

薪鉄子(まき てつこ)は、朝ドラ「あんぱん」で主人公・のぶに大きな影響を与える重要な人物として登場します。

彼女は高知県出身の代議士で地元では「ハチキン」と呼ばれる勝ち気でエネルギッシュな女性。のぶ以上のハチキンとされ、スピード感をもって進んでいく女性です。

彼女は弱い立場の人々に手を差し伸べるという強い信念を持っています。その行動力でのぶを導いていく存在になるようえす。

ドラマの中で薪鉄子は高知新報社に務めるのぶと出会い、のぶが成長するきっかけを与え東京へと誘う重要な役割をもっています。

彼女の登場で、ドラマがいよいよ東京へと移りそうですね。

 

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薪鉄子のモデルは 小松暢が出会った代議士

ドラマの薪鉄子のモデルになったのは漫画家やなせたかしさんの妻 小松暢(こまつ のぶ)さんが出会った代議士です。

小松暢をスカウトしたのは社会党の国会議員

小松暢はやなせたかしと出会う前、高知新聞社で記者として働いていました。5ヶ月遅れでやなせたかしが入社。二人が出会います。

小松暢が高知新聞社につとめていたとき、もうひとつの大きな出来事がありました。知り合いが地元高知選出の代議士になったのです。

その代議士でわかっていることは、高知出身で社会党の国会議員になったことだけ。名前もわかりません。

 
この年1946年(昭和21年)の選挙で高知選挙区で当選した社会党の議員は
  • 佐竹 晴記(さたけ はるき):社会党から立候補
  • 氏原 一郎(うじはら いちろう):社会党公認。後に日本社会党中央執行委員
の二人。このどちらかなのだろうと思います。でもはっきりしたことはわかりません。

佐竹晴記は戦前も代議士をしていました。氏原一郎はこの年の選挙で初めて代議士になった人物。それまでは高知の民間企業にいました。小松暢と出会う可能性が高そうなのは氏原一郎ですね。

現実の小松暢をスカウトしたのはどの代議士なのか?は謎として残りますが。

でもドラマ「あんぱん」の設定に重要なのは「国会議員にスカウトされた」という部分だけ。薪鉄子の性格や特徴はドラマ用に作られたもの。どの国会議員かは意味がないようです。

 

なぜ小松暢は秘書にスカウトされたのか?

小松暢が代議士の秘書にスカウトされたのは、速記能力が優れていたからだと言われます。

当時の代議士は演説などの原稿を口述で作ることが多く、速記が出来る人が必要とされていました。

ドラマでものぶは速記能力があるとされています。そういう設定になったのは、ドラマの中でも国会議員の秘書になるときに必要だったからなのですね。

 

薪鉄子を演じるのは戸田恵子さん

薪鉄子を演じるのはテレビドラマや映画、舞台で活躍する戸田恵子さんです。戸田さんが起用されたのは、その演技力だけでなく、ある「」も大きく関係しています。

「アンパンマン」声優の戸田恵子が演じる意味

戸田恵子さんは声優としても実績があります。特に「それいけ!アンパンマン」の主人公、アンパンマンの声を30年以上担当していることは有名です。温かくて力強い声は、幅広い世代に親しまれてきました。

ファンとしても、やなせたかし夫妻をモデルにしたドラマで、「アンパンマン」の声を務める戸田恵子さんが登場するのはとても嬉しいことです。ドラマへの期待が高まります。

もちろん戸田恵子さん自身も「あんぱんまん」に強い思い入れがありますし。番組スタッフも早い時期から戸田恵子さんをどこかで出演していただきたいと考えていたようです。

でも戸田恵子さんを出すなら重要な役でなければ。ということでヒロインのぶを導く役での出演となったのだと思います。

 

「てっかのマキちゃん」との共通点

薪鉄子の名前やキャラクター設定を聞いて「それいけ!アンパンマン」に登場するキャラクター「てっかのマキちゃん」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

 

「てっかのマキちゃん」は、てっかまきをモチーフにした正義の味方です。頭の上に付いている2本の鉄火巻とくノ一のような格好が特徴。短気で男勝りですが、困っている人を助けずにはいられない性格。

大きな巻き簾を使った棒術で攻撃し、ワサビを摂取することで元気が百倍になるユニークな設定もあります。

薪鉄子の「のぶ以上のスピード感で物事を進めるハチキン」という設定や、弱い立場の人を助ける信念は「てっかのマキちゃん」の性格や行動力、そして正義感の強さと共通する部分が多いですね。

また、やなせたかし本人が鉄火巻きが好きで「てっかのマキちゃん」に思い入れがあったそうです。そういうキャラをモデルにした薪鉄子を戸田恵子さんが演じるのは運命的な感じもしますね。

 

まとめ

朝ドラ「あんぱん」で戸田恵子さんが演じる薪鉄子(まき てつこ)は、実在した代議士にヒントを得て生まれたキャラですが。その特徴や性格は大きく違います。

戸田恵子さんは「それいけ!アンパンマン」の主人公、アンパンマンの声を30年近く務めています。このドラマの登場が待ち望まれていた人でしょう。

薪鉄子は「あんぱんまん」に登場する「てっかのマキちゃん」のイメージも盛り込まれているようですね。

のぶに影響を与え、導く存在として描かれるはずです。

薪鉄子がどんな活躍を見せるのか楽しみですね。

 

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