あんぱん:若松 次郎は死亡する?モデルの小松総一郎の生涯としょくぱんまんのイメージも

若松次郎

2025年のNHK連続テレビ小説「あんぱん」には朝田のぶの最初の結婚相手「若松次郎」が登場。

このドラマは「アンパンマン」の生みの親「やなせたかし」さんと「小松暢」さんの夫婦をモデルにしたドラマ。

このドラマには実在の人物をモデルにしつつも、独自の脚色が加えられた魅力的な登場人物たち登場します。

今回はヒロイン・のぶの初めてのお見合い相手であり、やがて夫になる「若松次郎」に焦点を当ててドラマでの設定や、演じるキャスト、そしてモデルとなった実在の人物について詳しくご紹介していきます。

 

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朝ドラ「あんぱん」の「若松次郎」

きっかけは父・朝田結太郎の縁?

ドラマ「あんぱん」に登場する若松次郎は、ヒロイン・のぶのお見合い相手として現れます。

若松次郎は商船学校を卒業した一等機関士。大型貨物船「ぱたごにあ丸」に乗務。様々な物資を運ぶ輸送船で働くため、一度航海に出ると何十日も戻ってきません。

輸送船の航海のイメージ画像

輸送船の航海のイメージ

のぶはお見合いには乗り気ではありませんでしたが、若松次郎はのぶの父親・朝田結太郎とも交流があったという人物。若松次郎の父親はのぶの父・結太郎の知人で機関長を務めており、次郎自身も過去に船上で結太郎と顔を合わせたことがあるというのです。

そこで、のぶの家族たちは「結太郎の導き」とばかりにのぶにお見合いを勧めます。

そこでのぶもお見合いだけはしてみることにしました。

お見合いと結婚生活

最初のお見合いでは次郎ものぶも結婚する気はありません。次郎は一年の大半を船上で過ごすため、当初は結婚願望が薄かったのです。

でも次郎はのぶに惹かれていきます。そしてのぶの家に直接やってきて交際を申し込むのです。のぶも次郎と付き合い始め、次第に彼に惹かれていきます。

でも仕事のこともあり、なかなか結婚に踏み切れませんでした。すると次郎は「結婚しても仕事を続けて良い」とのぶに伝えました。その理解深い言葉に、のぶは結婚を決意します。

戦争の影

幸せな結婚生活もつかの間、やがて太平洋戦争が始まります。次郎の乗る船も軍需物資を運ぶことになります。次郎はこの戦争には勝てないと考えている様子です。

そして長い航海に出る前に彼は大切なカメラをのぶに渡しました。それは、まるで彼がもう帰ってこないことを暗示しているようでした。

戦争はますます激しくなります。なかなか連絡はありません。

そしてついに連絡が、次郎は生きて日本に戻りましたが入院していました。

戦争は終わったものの次郎の具合はかなり悪そうです。次郎はいったいどうなるのでしょうか?

 

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なぜカメラが重要?のぶの人生を変えた贈り物

若松次郎の趣味とカメラの役割

若松次郎の趣味はカメラです。ドラマの中でも、彼がのぶの写真を撮る場面が描かれています。カメラを通してのぶとの関係性を深める様子も描かれました。のぶにとってカメラは次郎と繋がる大切なものなのです。

ライカカメラ

ライカ製カメラ(イメージ)

戦争を越えて受け継がれるカメラの想い

そしてこのカメラはドラマの中で高知大空襲を経験しても大切にされ続けまました。これはもうただの小道具ではありませんね。

愛情、記憶、そして逆境の中での回復の象徴といえるのではないでしょうか?空襲のような壊滅的な出来事を乗り越えたのですから、二人の絆の強さを意味してるような気もします。

のぶは戦後、新聞記者になります。そのきっかけもこのカメラなのでしょうね。

すでにのぶは将来的には嵩と結婚することが番組当初から公開されています。どう考えても次郎の未来は明るくありそうもありません。

例えこの先次郎に何かがあっても、このカメラがのぶの人生で大きな意味を持ってくるのでしょう。

 

「若松次郎」役は「中島歩」さん

若松次郎を演じるのは、実力派俳優の中島歩さんです。1988年10月7日生まれ、宮城県出身の中島さんは、身長184cm、O型。明治時代の小説家・国木田独歩の玄孫にあたり、名前の「歩」は独歩に由来すると言われています。中学校と高校の国語の教員免許を持つという、俳優としては異色の経歴も持ち合わせています。

朝ドラは花子とアン以来

2013年4月に美輪明宏さん演出・主演の舞台『黒蜥蜴』で俳優デビューを飾った中島さん。翌2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」で、主人公・花子の友人の夫である宮本龍一役を演じ、テレビドラマに初レギュラー出演しました。そして、この「あんぱん」で、実に11年ぶりの朝ドラ出演となります。

声が竹野内豊にそっくり?

彼の繊細かつ存在感のある演技が、若松次郎という寡黙ながらも深い愛情を持つキャラクターにどのような深みを与えるのか、視聴者の大きな注目を集めています。

私は最初は気が付かなかったのですが、家族から「竹野内豊に似てる」と言われ、改めて聞いてみると確かに「似ている」と思いました。

ネット上でも、中島さんの声や話し方が「あんぱん」に出演する竹野内豊さんにそっくりだという意見が聞かれます。

すでに竹野内豊演じるおじさんは亡くなってるので、ドラマの中で比較できないのが残念です。

「若松次郎」のモデルは「小松総一郎」

ドラマの若松次郎の史実モデルは、やなせたかしさんの妻・小松暢さんの最初の夫である小松総一郎さんです。

総一郎さんは暢さんの6歳年上。高知県高知市のご出身。当時、日本に2校しかなく、学費が免除されるだけでなく生活費も支給されたという、まさにエリート養成機関であった神戸高等商船学校(現在の神戸大学海事科学部)を卒業しました。優秀な方だったようですね。

卒業後は日本郵船に勤務。機関士として船上での任務に就いていました。暢さんと総一郎さんが結婚したのは昭和14年(1939年)のこと。暢さんが20歳、総一郎さんが26歳の時でした。

しかし、二人の結婚生活は激動の戦争という時代に翻弄され、短いものとなってしまいます。史実では総一郎さんは終戦直前に病死。船が沈められたわけではありません。

ドラマの中でも若松次郎が亡くなるような雰囲気で描かれています。史実の小松総一郎と同じ運命をたどるのでしょうか?もしかするともっと悲惨な運命になってしまうのでしょうか?

 

若松次郎としょくぱんまん:共通点を探る

若松次郎はしょくぱんまん?

若松次郎のモデルは、小松暢さんの最初の夫である小松総一郎さんですが、キャラクター造形にはしょくぱんまんの要素が追加されているようです。

まず、ビジュアル面。しょくぱんまんはもちろん食パンがモチーフなので長方形の顔です。劇中では比較的背の高いキャラクターとして描かれています。

若松次郎を演じる中島歩さんも角張った顔立ちで背が高いです。

また劇中での若松次郎の人物像も、しょくぱんまんに共通する所があります。彼は無口ながらも相手を思いやる誠実さや寡黙な優しさが滲み出ています。

しょくぱんまんも清潔好きで真面目、そして困っている人を助ける優しい心を持つキャラクターとして知られています。この「誠実さ」と「優しさ」という点は、二つのキャラクターを繋ぐ大きな共通点と言えますね。

のぶとドキンちゃんの恋:成就しない関係性の暗示?

この考察をさらに深めるのが、ヒロイン・のぶと「それいけ!アンパンマン」に登場するドキンちゃんの関係性です。やなせたかしさんの妻である小松暢さんが、キャラクターの「ドキンちゃん」のモデルの一人であるという説はファンの間でよく語られています。

「あんぱんまん」の世界では、ドキンちゃんはしょくぱんまんに強く惹かれ、恋心を抱いています。でもしょくぱんまんがドキンちゃんの想いに応えることはなく、二人の恋は成就しません。

この設定がドラマ「あんぱん」の若松次郎とのぶの関係に重ねられていると考えると、非常に興味深い結果が見えてきます。

若松次郎がのぶの結婚相手ですが、その関係が長く続かないことがすでに匂わされています。

史実でも小松暢さんの最初の夫である小松総一郎さんは若くして亡くなっており、二人の結婚生活は短いものでした。

しょくぱんまんとドキンちゃんの「成就しない恋」は、ドラマの中で若松次郎とのぶが迎える運命。すなわち短い結婚生活と突然の別れを暗示しているのかもしれません。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」の若松次郎は、実在の人物・小松総一郎さんがモデル。そこに「食パンマン」の要素が重ねられているようです。

のぶと次郎の短い結婚生活は、ドキンちゃんと食パンマンの切ない関係性を連想させますね。
史実では小松総一郎は終戦直前に病死。小松暢は夫を失ってしまいました。ドラマの「のぶ」も同じ運命をたどるのでしょうか?今後の展開がますます楽しみになりますね。

 

朝ドラ「あんぱん」に登場するモデルは他にもいます。
興味のある方はあんぱん モデル一覧!を御覧ください。

 

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