朝ドラ「あんぱん」はアンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしと、妻・小松暢をモデルにしたドラマです。
ドラマでは柳井嵩(北村匠海)の父 柳井清を二宮和也さんが演じます。
でも物語が始まるのはすでに柳井清が亡くなった後。数少ない登場場面ながら彼の死が残された家族に大きな影響を与えるようです。
この記事ではドラマ「あんぱん」の柳井清の人物像、二宮和也さんのプロフィール、そして柳井清のモデルとなった柳瀬清について詳しく解説します。
朝ドラ「あんぱん」の「柳井清」
ドラマ「あんぱん」では、柳井嵩(やない・たかし)の父親です。
妻:柳井千代子(戸田菜穂)
甥:柳井嵩(北村匠海)
甥:柳井千尋(中沢元紀)
兄:柳井清
🏃♀️#あんぱんのなかま🖌
柳井清 🖊 #二宮和也
出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。
嵩にとって清との思い出は、とても大切な記憶です💭#朝ドラあんぱん
📅3月31日(月)スタート🏃 pic.twitter.com/QegNZ7mdmK— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) March 12, 2025
出版社勤務を経て、新聞社の海外特派員として活躍していましたが、海外赴任中に病気で亡くなってしまいます。
柳井清の人物像
- 文学と芸術への造詣:
文学や絵画に深い知識と愛情を持ち、その才能は息子・嵩に大きな影響を与えます。 - 新聞記者としての顔:
出版社勤務を経て、新聞社の海外特派員として活躍。
海外での経験が、彼の人生観や価値観を形成しています。 - 家族を愛する父:
息子・嵩を深く愛し、その成長を温かく見守ります。
短い生涯の中で、息子に大きな影響を与えます。
文学や絵画に造詣が深く、息子・柳井嵩に大きな影響を与えた人物として描かれています。物語は清が亡くなったところから始まります。
回想シーンなどを通して、嵩の幼少期や成長過程における影響力が描かれるのでしょうね。登場場面は短いと思われますが、清の死が残された家族にどのような影響を与えたかが気になります。
柳井寛 役は 二宮和也 さん
朝ドラ「あんぱん」で、主人公・柳井嵩(北村匠海)の父、柳井清を演じるのは、人気グループ「嵐」のメンバーであり、俳優としても高い評価を受ける二宮和也さんです。
生年月日:1983年6月17日
出身地:東京都
俳優としての二宮和也
二宮さんは、アイドルとして活躍する一方で、俳優としても数々の作品で印象的な演技を見せてきました。
2003年。映画「青の炎」で映画初主演。
2006年にはクリント・イーストウッド監督のハリウッド映画「硫黄島からの手紙」に出演し注目を集めました。
2016年。映画「母と暮せば」で優秀主演男優賞にノミネート。
近年では映画「ラーゲリより愛を込めて」での演技も高く評価されました。
二宮さんの演技は繊細な感情表現と役柄への深い理解に基づいたリアリティが特徴です。どんな役でも自然体で演じ観客の心を惹きつけます。
朝ドラ「あんぱん」での二宮和也
今回の朝ドラ「あんぱん」では主人公・柳井嵩の父、柳井清を演じます。柳井清は嵩の人生に大きな影響を与える重要な人物です。二宮さんがこの役をどのように演じるのか期待が高まりますね。
二宮さんの持つ温かくもミステリアスな雰囲気が柳井清という人物に深みを与えることは間違いないでしょう。
朝ドラへの出演は今回が初めてです
「柳井清」のモデルは「柳瀬清」
柳井清のモデルは「アンパンマン」の作者・やなせたかし(柳瀬嵩)の父親である柳瀬清です。
父:柳瀬治太郎
母:柳瀬貞衛
兄:柳瀬寛
弟:柳瀬正周
姉妹:4人
妻:柳瀬登喜子
子供:柳瀬嵩、柳瀬千尋
柳瀬家は高知県香美郡在所村の出身。
家は江戸時代から続く庄屋でしたが、清が生まれた頃にはかつての豊かさは失われていました。
兄の寛も清も頭がよく、高知の名門 高知県立第一中学校(現在の県立高知追手前高校)に進学。
中国に興味をもち上海で暮らす
清は中国に興味があり東亜同文書院大学(現在の京都府立医科大学)に進学しました。
上海にあった日本の学校。アジアで活躍する人材を育てるための学校。私立ですが国も出資していました。
卒業後は日本郵船の上海支店に勤務。
講談社から朝日新聞社へ
その後、講談社に転職。東京で暮らしました。ここで雑誌「雄辯」の編集などをしました。この頃に同じ高知県香美村出身の登喜子と結婚。まもなく嵩が生まれました。
朝日新聞社に転職。記者になりました。東亜同文書院大学卒業生にはジャーナリストが多く、清も朝日新聞社に招かれて入社しました。清は中国語が堪能だったので中国関連の報道を担当しました。
このころに千尋が生まれています。
広東特派員となって再び中国へ
その後、広東特派員として派遣されました。
このころの中国は孫文の国民党が支配。共産党とは対立していましたが、日本と戦うために共産党との連携を模索しているころでした。
清はそんな中国の様子を中国語で取材、日本に伝えていました。
柳瀬清の最後
しかし赴任から1年半。急病で現地で亡くなってしまいます。31歳の若さでした。
このとき妻・登喜子は30歳。嵩は5歳。千尋はもう少しで3歳になるところでした。
清の死は、新聞紙上にも掲載され。清が社内でも重要なポジションにいたことが分かります。
才能は息子たちに
柳瀬清は、文学や絵画に造詣が深く、息子・やなせたかしさんに大きな影響を与えました。やなせたかしさんは、父親について「物静かで、本を読むのが好きな人だった」と語っています。
柳瀬清の死後、やなせたかしさんは母親とともに高知県に移り住みました。その後、母親の再婚を機に、父親の兄である伯父に引き取られて育てられました。
まとめ
朝ドラ「あんぱん」の柳井清は、主人公・柳井嵩の人生に大きな影響を与える重要な人物のようです。
そのモデルとなった柳瀬清の生涯も興味深いものでした。二宮和也さんがこの複雑な人物をどのように演じるのか期待が高まります。
ドラマ開始時点ではすでに亡くなっている設定なので回想シーンなどで彼の人物像が丁寧に描かれることでしょう。
短い登場場面ながらも、その存在感が物語全体にどのような影響を与えるのか、注目していきたいと思います。
参考書籍
コメント